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カンフーハッスル

2005年07月27日 01:47

「小林サッカー」のノリとメインキャストはそのままに、ストーリーにちょっとだけ複雑さを加え、予算が増えた。そんな印象。

この監督の映画はいつも笑わせてくれて、もうエンタメ街道ぶっちぎりで、香港映画なのにこんなに万国共通(少なくとも日本人ウケはしてるわけで)な笑いのセンスがあるっていうのは、もう脱帽。だってアメリカの笑いってやっぱり、日本人にはちょっと違かったりするじゃない。
よく知らないけど、日本のマンガとか好きなのかなと思ってしまう。
ぶちのめされた敵が、天井に刺さってたりと随所に見受けられる表現は、なんだかとても日本のマンガっぽい。セオリー通りの表現。

それが心地よいといえばそうなんだけど、何か物足りなさを感じてしまう。「小林サッカー」でもそうだったんだけど、面白いんだけど、もうひと味、足りない。そんな感じ。
捻りの効いた笑いを好む日本の文化からすると、最近の笑いはもう捻って捻って一瞬わからないぐらいのレベルになっていて、そんな笑いの感覚に日常的に慣れてしまっているから、物足りないのだろうか。
そうではない気がするんだよね。

CGや演出は狙っていてそれがマトを得ていて、決して悪くない。
ちょっとオバカにしたタランティーノみたいな。
でもタランティーノにはあってカンフーハッスルにはない。
それはなんだろう。
まだ曖昧でわからないけど、人間描写なのかな、やっぱり。
タランティーノの真骨頂は、緻密な人間描写であって、あの独特のクセのあるキャラクターがストーリーや演出を越えて鮮烈に立っている。
それに比べると、どうしても「善人」「悪人」せいぜい「ワルいけど抜けてる奴」、といったぐらいのオーソドックスな人物描写は、あの激し過ぎる演出の前でかすんでしまう。
まあ、それがこの監督の味なのかもしれない。

全てがオーソドックスすぎるオーソドックスなつくり。
意図的にそれをつくりあげてひとつの映画として完結させるという能力は、昨今なかなか類を見ないものだから。

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