スポンサーサイト

--年--月--日 --:--

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

レミーのおいしいレストラン

2009年03月05日 19:25

ネズミなのに料理が大好きなレミーと、料理の苦手な見習いシェフ、リングイニが出会い、おかしなコンビで一流のシェフを目指す・・・。という、ピクサー制作の3DCGアニメーション。

最近数多く制作される3DCGアニメーションだけど、やっぱりピクサーは違う。ドリームワークスが「シュレック」シリーズなんかで少しひねくれた味わいで人気を出しているなら、ピクサーはあくまで王道、正統派でもって、最高峰のクオリティを常に保ち続けている。それは3DCGの技術的な面だけでなく、ストーリーやキャラクター、アニメーションが見せ得る全ての部分に関して常に完璧で、それによってピクサーの地位を不動のものにしている。

この作品は一見ニモやウォーリーなんかと比べると地味な雰囲気だが、それでもピクサーは手を抜くことはない。逆に、「料理」という、今までにないテーマを提示したことで、他にはない作品に仕上がっている。

まず、3DCGで描かれる料理や食材の美味しそうなこと。タッチはネズミから人物まで全てデフォルメされているのだが、その世界観を崩さず料理の質感や香りまで感じさせるのは、実写の映像よりどれ程大変なことか。そのデフォルメの度合いがピッタリで、逆に3DCGでしか見せられない不思議なリアリティが出ている。個人的に良かったのは、人物キャラクターの手の造形。いかにもなデフォルメキャラクターなのに、手に関しては絶妙なリアルさがあり、料理をする際にそれがとても引き立つ。やっぱり料理人は手先が大切だもんね。
また、作中のシーンのほとんどは、リングイニの勤めるレストラン(特に厨房)で展開されるのだが、そのシンプルなシーン構成でも全く飽きることがない。厨房の慌しい様子はコミカルではあるがよく雰囲気が出ていて、次々料理がつくられる様子はなんともわくわくする。
ストーリーはディズニーのアニメらしく、ワクワク、ハラハラ、笑いと感動あり、の程よいバランスで、最後まで飽きずに楽しめ、また、終わったときは笑顔になれる。もちろん子どもが観るのにもとってもおすすめ。だけど、このお話は、意外と大人向けなような気がしなくもなかったり。まず料理というテーマ、そして働くという感覚、恋愛要素もあるし(お姫様と王子様、ではなく普通の男女の恋愛な感じ)、何より最後のまとめ方がいい。これ以上はネタバレするので実際に観てください。

とにかく、個人的にはニモよりこちらのほうがよっぽど好きかも。邦題がいかにもなお子様向けっぽいが、大人のほうが観て欲しい。ちなみに原題は「RATATOUILLE(ラタトゥーユ)」だ。
また、普段映画を観る際は必ず字幕で観る自分だが、今回は珍しく吹き替えで鑑賞。こういったアニメーションは画面に集中するためにも吹き替えのほうがいいかも。こういう大手のアニメは吹き替えも秀逸なので、そこまで煩わしさもない。声だけでなく画面内の新聞記事の文字まで日本語になっていたのは軽く驚いた。
また、ピクサーらしくエンドクレジットで流れるモーショングラフィックスも洒落ていて良い。音楽にもマッチしている。

難点を挙げれば、主役のレミー以下登場するネズミたちは、デフォルメされているといってもミッキーマウスほどではないので(毛がフサフサしているし、尻尾や体型、色も比較的リアル)、ネズミ=不潔な生き物、の認識がある人は、そのネズミが厨房にいたり、ましてや料理したりするシーンはちょっと見ていてツライかも。自分もつい繁華街のゴミ捨て場に徘徊するドブネズミを思い出してしまい、それを鑑賞中に忘れようと必死になることが何度かあった。アニメだからとあくまで割り切って観るべし。

B000W494A6レミーのおいしいレストラン [DVD]
ルー・ロマーノ, ブラッド・バード, パットン・オズワルト, イアン・ホルム

ウォルトディズニースタジオホームエンターテイメント 2007-11-14
売り上げランキング : 1029

Amazonで詳しく見る
by G-Tools
関連記事


コメント

    コメントの投稿

    (コメント編集・削除に必要)
    (管理者にだけ表示を許可する)

    トラックバック

    この記事のトラックバックURL
    http://hitokucinema.blog53.fc2.com/tb.php/21-9e0331f4
    この記事へのトラックバック


    RECENTLY


    上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。