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プラダを着た悪魔

2009年02月28日 01:52

ジャーナリストを志すファッションにとんと興味のない女の子、アンディが、超一流ファッション誌「ランウェイ」のカリスマ鬼編集長ミランダのアシスタントとして採用され、理不尽で意地悪なミランダを嫌いつつも、徐々にその業界へとはまってゆく様を描く。

ダサダサな女の子(だけどもちろん映画なので中身はとても可愛い)がどんどんオシャレになって仕事で成功してゆく現代のシンデレラ・ストーリーと言えばそれまでだが、そこまで単純なお話でもない。むしろ「女性が仕事をすること」、もっと突き詰めれば「働くということ」というテーマが前面に出ていて、女性であり仕事をしている自分としては、業種や環境は違えど異様に感情移入してしまい、それ故感じることがたくさんあった。とりあえず働く女性は必見。働く女性にありがちな悩みや葛藤、仕事に熱中しすぎてプライベートが疎かになってしまう感覚、そういったものが見事に詰め込まれている。また、主人公の上司であるミランダの言葉からは、「働くということ」そのものに対しての、ひとつの答えを感じとれる(それを正しいととるかは人それぞれだけど)。
終わり方は自分にとってはちょっと微妙。でもアンディはそう決断した。そんな感じ。ここでも、人それぞれ、自分自身の考え方を再認識させられると思う。そういう意味ではとても良かった。
また、ミランダ役のメリル・ストリープがとてもいい。抑えた口調で、シンプルに言葉を発し、業界ではカリスマ的存在だけど、そんな彼女も家庭を持つ一人の女。ただの嫌味な上司じゃない、そういう感じがとても出ていてハマリ役。

もちろん当初のイメージ通り、オシャレなファッション、ニューヨークでのライフスタイル、そういう描写も目白押しなので、それだけが目当てでも充分楽しめる。だけどそれだけで終わっていない。久々に後に残る映画を観た。オススメです。

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