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ゲット スマート

2009年04月24日 21:32

分析官として優秀過ぎるがためになかなか昇格できなかったが、とあるいきさつからやっと念願のエージェントの座を手に入れた主人公が、エージェント「99」の美女とコンビを組んで極秘任務に挑むスパイ・コメディ。昔のTVドラマシリーズ「それ行けスマート」の現代版リメイク(?)らしいけど、元のTVドラマは全然知らずに観ました。

もっとおふざけ満載のスパイ・パロディ的なくだらない作品かと思って観たら、意外とちゃんとした映画でびっくり。アクションシーンも満載で、普通のハリウッド一流アクションと張り合えるぐらいの出来。アメリカン・コメディにありがちな、下品な下ネタギャグなどもないし、派手なアクションを交えて全体的にテンポよく進むため、最後まで飽きずに楽しめる。アメリカン・コメディは笑えなくてちょっと苦手・・・という人も大丈夫。むしろ、おふざけコメディというよりも、笑い要素の多いアクション映画と思って観たほうがいい。

ストーリーや最後の仕掛けなどはありがちな感じだが(そこもパロディ?)、メインの2人のコンビがユニークなので許せる感じ。主人公は新米エージェントでおトボけキャラだが、やるときはやる、基本的には(ドジだけど)「デキる男」なため、だんだんかっこよく見えてきてしまうぐらい。また、相方の美女エージェントはセクシーで可愛い(「プラダを着た悪魔」のアン・ハサウェイ)。2人のツーショットには最後まで違和感あったけどね・・・。

軽めのスパイ系アクション映画として、それなりに楽しめました。気軽に何か観たいときにはちょうどいい感じ。予告編でついてきた、スピンオフ作品も面白そう。

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トロピック・サンダー 史上最低の作戦

2009年04月23日 23:00

ベトナム戦争の英雄フィーリーフの自伝「トロピック・サンダー」が映画化されることになり、落ちぶれたスターや演技派俳優、有名コメディアンなど、そうそうたるメンバーがキャスティングされた。だが、撮影開始早々映画は撮影中止の危機に直面してしまい、躍起になった監督(若手の新人)は、なんとか映画を完成させるべく、実際のジャングルへと俳優たちを連れて行って撮影を強行することにする。しかし、そこは麻薬密売組織が暗躍する、本物の戦場だった。

戦争映画を撮影しているクルー(正確には俳優のみ)が実際の戦場に行ってしまいどうしよう・・・という、映画業界が舞台のコメディ。映画撮影の現場が舞台なだけあって、映画業界をモチーフにしたブラックジョークなど、映画好きならニヤリとしてしまう演出が随所にあり、飽きない。ただ、ハリウッド製コメディにありがちな「日本人には笑えない演出(過剰な下ネタ、単純過ぎるギャグなど)」も多いので、大爆笑というわけでもない。自分は、どちらかというと、意図的なギャグシーンより随所のそういった小ネタやディテールのブラックジョーク的演出にニヤリとする感じだった。また、ベトナム戦争映画を撮影している設定なので、「プラトーン」などそのへんの作品を観ているともっと面白いのかもしれない。

白人なのに手術して黒人役になりきったカリスマ俳優カーク・ラザラス(ロバート・ダウニーJr)のキャラクターはユニークで、周囲との絡みなどが面白い。また、カメオ出演のトム・クルーズは必見。エンドクレジットまで全然気付かなかった・・・あんな役もやっちゃうのね。二枚目ヒーローばっかりじゃなくて、もっとああいう役をやってくれたら今より好きになるのに!

ハチャメチャながら最後はちゃんとまとまっており、アメリカン・コメディにアレルギーが出なければそれなりの出来。個人的には観る前に期待し過ぎてしまったため、意外と普通・・・というのが正直な感想。映画撮影現場という、いかにも面白そうなシチュエーションがモチーフだったので、もっとそれを生かした、凝った演出が欲しかったところ。普通のアメリカン・コメディの枠は結局出ることがなく、最後も妙に綺麗にまとまっていたのが残念。もっと滅茶苦茶やって欲しかった。日本人にも受ける笑いの方向で(苦笑)。

また、(わざとらしくはあるが)内臓ビローンとかスプラッター的エグい描写が若干あるので、そういうのが無理な人は気をつけたほうがいいかも。
個人的には冒頭のフェイク予告編が一番面白かった。スパイダーマンのあの人が・・・

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ゾンビーノ

2009年03月15日 02:33

50年代アメリカで、核への脅威と畏敬の念から想像(創造)された、架空の核戦争後のパラレルワールドが舞台。メカのような要素がほぼ皆無なのを除けば、テイストとしてはいわゆるレトロ・フューチャーものである。
核爆発による放射能汚染で、死人が蘇りゾンビと化して歩き回るようになった。人類vsゾンビの、「ゾンビ戦争」が勃発したなか、偉大なるゾムコン社がゾンビにつける首輪を開発。その首輪をつければ、ゾンビの人肉を食べたいという欲求を抑え、従順なペット(というより召使い?)として手なずけることができる。そして世界は隔離された安全な街と、その外のゾーンと呼ばれる危険なエリアとに分断され、人々は街の中でゾンビを飼い(?)ながら平和に暮らしているのだった。

と、のっけからなんだかダイナミックな書き方をしてしまいましたが、これは映画の冒頭で一気に説明されるもので、作品の内容自体は平和な50年代テイスト溢れる街での少年とゾンビの心温まるハートフルストーリーです。ううむ、自分で書いてて意味がわからん。とにかく終始ほのぼのしてます。

この世界ではゾンビを飼うことが一種のステイタスらしく、主人公のいじめられっこ少年ティミーの家にも、見栄っ張りのママ(またキャリー・アン・モス!「ディスタービア」といい、お母さん役ばっかりやり過ぎだから!)のたっての願いでとうとうゾンビがやってきた。ソンビに「ファイド」(この映画の原題)と名づけ、徐々に心通わせるゾンビとティミー。そこに色々ハプニングが起きて・・・。みたいな、もう、至って普通のお話です。そう、普通過ぎる。この物語の大前提である「ゾンビを飼う」という概念を除けば。

この作品の大前提な「ソンビを飼う」という概念はブラックジョークに溢れていてとっても面白い。だけどなんだか物足りない。むしろ若干途中でダレ気味。何故なら、そこを除けば全てがありがちで、容易に想像できる内容でしかないからだ。
随所にゾンビ映画の巨匠、ジョージ・A・ロメロのオマージュのような雰囲気を匂わせたり、ティミーに「ゾンビは生きているの?死んでいるの?」と、思わせぶりな発言をさせていたりするのに、そこに関しての掘り下げは一切ない。せっかく「ゾンビを飼う」という面白い設定をしているにも関わらず、面白いポイントはその設定だけで、内容には全く絡んで来ない。観ていて「これゾンビじゃなくて犬とかでも成立するよね・・・」とか思ってしまった(厳密には成立しないけど)。

例えばロメロのオマージュを匂わせるのなら、ロメロが終始ゾンビ映画のテーマとして掲げる「殺生」について、更に裏返したようなブラックジョークを入れて欲しかったし、ティミーに思わせぶりな発言を冒頭からさせるなら、そこについてのきちんとした答えが欲しい。少年とゾンビが和気藹々としているのは、最初は観ていて面白いが、それだけで終わってしまっては観ているこっちが困ってしまうというもの。せっかく犬ではなくゾンビなのだから、ゾンビならではの観客の裏をかいたような演出が欲しい。でなければ犬と少年の心温まるハートフルストーリーとなんら変わらないではないか。そんなのディズニーに任せとけ。

そもそもこの映画を観るという時点で、相当のゾンビ映画ファンか物好きかに限定されるのだから、その辺りの「コアなファン」のニーズに応えるような内容にしなくては駄目だと思う。内容は至って心温まる普通のお話です、でもゾンビが人を食いちぎるシーンもあります、じゃ、一体どんな観客層が観て楽しめるというのか。自分が単純に「コアなファン」に含まれるせいかもしれないが、とにかく何の仕掛けやどんでん返しもなく、全てが予想通りの範疇のまま終わったときには、正直ガックリきた。設定が興味深いだけに残念だ。

本当のブラックジョークやしょうもなさ、くだらなさから来る面白さというのは、つくり手側の本気度で変わってくると思う。つくり手側が本気でやっている熱が伝わって来れば来るほど、「こいつこんなしょうもねーことに本気だよ」みたいな面白さが、自然と伝わってきて笑えるというもの。今作にはそれが足りない気がする。設定が既に面白いから、あとは普通にやってても面白いよね、という、悪く言えば手抜き感が伝わってきて、結果としてあまり笑えるシーンもない。もう少し工夫や観客に向けてのサービス心があればずっと良くなっただろうに。もったいない作品。

ちなみに、ゲームの話ですが最近までやっていた「Fallout 3」というゲームの設定が、この映画の設定と酷似していて(ゾンビではなく、50年代アメリカテイストの核戦争後の崩壊した世界という点)、冒頭のゾムコン社のプロモーションムービーなんかこのゲームのトレイラーとテイストがソックリで、なんだか最初そのゲームのことばかり考えてしまった。そっちは完全なレトロフューチャーもので、放射能入りのコーラ的飲み物「ヌカ・コーラ」(ヌカ=ニューク=放射能)が出て来たりと、ブラックジョークという点では完全に上を行っていた。まあゲームと映画は違いますけど。興味がある方は公式サイトの「映像」から「予告編ムービー Part2」というやつを観てみるとよろし。

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僕らのミライへ逆回転

2009年03月10日 18:32

邦題がヒドイが、原題はBE KIND REWIND、「巻き戻してください」。レンタルビデオ屋のキャッチフレーズだ。
田舎町のレンタルビデオ屋(今どきDVDでもなく、VHS!)で働くマイクと、その近所で廃品回収の仕事をしているジェリー。ひょんなことからマイクの働くビデオ店のテープの中身が全て消えてしまい、それをごまかすために2人は自分たちで無理矢理、名作のリメイク(?)を撮影し始めるのだが・・・。

監督はMVの鬼才、ミシェル・ゴンドリー。実はこの人の監督映画って「ヒューマン・ネイチュア」しか観ておらず、個人的には「MV界の凄いヒト」な印象のほうが強い。そんなミシェル・ゴンドリーなだけあって、随所にゴンドリーらしいアナログチックな映像の遊びが散りばめられている。ワンカットで流れるように様々な映画の撮影シーンを見せていったりとか。あれ?でもこれ以前MVでも見たような。

この映画のテーマはズバリ「映画」。しかも、名作(ゴーストバスターズとか)を素人2人がリメイクするわけだから、そのパロディ的な要素を面白がれないと、まず楽しめない。つまり、「映画」についての「映画好き」に向けた映画なのだ。だから入り口の敷居がまず、ちょっと高め。結構な「映画マニア」でないと楽しめないというのは、「映画」の映画なのにどうなのだろう?映画はマニア向けのものではなく、あくまで大衆向けのものではないのか?

また、主役となるおバカコンビ2人がメインで進んでゆくお話の筈なのに、全く2人に感情移入できない。一言で言えば2人の心情描写がお粗末。2人のヘンテコさばかりが引き立ち、実際のところどういう人物なのかが、イマイチ最後まで掴めなかった。
それに付け加えて、おバカでヘンテコな(ある意味ゴンドリーらしい)前半のノリと、後半からいきなり感動させるほうへの落差が激しすぎて、完全について行けず、感動する筈のラストもサッパリ感動できない。

「映画」についての映画ならば、まずその作品そのものが映画として成立していないと駄目なのではないか?映画とは人物とその感情が動かすもので、どんな下手な映画でも、登場人物に感情移入できた時点でそれなりに楽しくなる。その大前提がおざなりで、ひたすら「映画」についての問いかけや、監督の考えばかり提示されてもダレてしまう。正直自分も途中でかなり飽きてしまった。
結論を言えば、計算的な、理屈っぽさばかりが目立つ。もちろんそれもある程度は必要だろうけど、やっぱり一番大切なのは感情などの、計算できない感覚的な何かなのではないか。そこが抜け落ちてしまっている以上、幾ら映画について興味深い考えが示唆されている作品であろうと、自分は評価できない。

ただ、観る人によってはとっても興味深い作品になることは間違いない。映画好きを自認する、もしくはつくり手側の人間は観たほうがいいかもしれない。個人的な評価は★★だが、観る人によって印象が全く異なると思うので、とりあえず★★★。

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レミーのおいしいレストラン

2009年03月05日 19:25

ネズミなのに料理が大好きなレミーと、料理の苦手な見習いシェフ、リングイニが出会い、おかしなコンビで一流のシェフを目指す・・・。という、ピクサー制作の3DCGアニメーション。

最近数多く制作される3DCGアニメーションだけど、やっぱりピクサーは違う。ドリームワークスが「シュレック」シリーズなんかで少しひねくれた味わいで人気を出しているなら、ピクサーはあくまで王道、正統派でもって、最高峰のクオリティを常に保ち続けている。それは3DCGの技術的な面だけでなく、ストーリーやキャラクター、アニメーションが見せ得る全ての部分に関して常に完璧で、それによってピクサーの地位を不動のものにしている。

この作品は一見ニモやウォーリーなんかと比べると地味な雰囲気だが、それでもピクサーは手を抜くことはない。逆に、「料理」という、今までにないテーマを提示したことで、他にはない作品に仕上がっている。

まず、3DCGで描かれる料理や食材の美味しそうなこと。タッチはネズミから人物まで全てデフォルメされているのだが、その世界観を崩さず料理の質感や香りまで感じさせるのは、実写の映像よりどれ程大変なことか。そのデフォルメの度合いがピッタリで、逆に3DCGでしか見せられない不思議なリアリティが出ている。個人的に良かったのは、人物キャラクターの手の造形。いかにもなデフォルメキャラクターなのに、手に関しては絶妙なリアルさがあり、料理をする際にそれがとても引き立つ。やっぱり料理人は手先が大切だもんね。
また、作中のシーンのほとんどは、リングイニの勤めるレストラン(特に厨房)で展開されるのだが、そのシンプルなシーン構成でも全く飽きることがない。厨房の慌しい様子はコミカルではあるがよく雰囲気が出ていて、次々料理がつくられる様子はなんともわくわくする。
ストーリーはディズニーのアニメらしく、ワクワク、ハラハラ、笑いと感動あり、の程よいバランスで、最後まで飽きずに楽しめ、また、終わったときは笑顔になれる。もちろん子どもが観るのにもとってもおすすめ。だけど、このお話は、意外と大人向けなような気がしなくもなかったり。まず料理というテーマ、そして働くという感覚、恋愛要素もあるし(お姫様と王子様、ではなく普通の男女の恋愛な感じ)、何より最後のまとめ方がいい。これ以上はネタバレするので実際に観てください。

とにかく、個人的にはニモよりこちらのほうがよっぽど好きかも。邦題がいかにもなお子様向けっぽいが、大人のほうが観て欲しい。ちなみに原題は「RATATOUILLE(ラタトゥーユ)」だ。
また、普段映画を観る際は必ず字幕で観る自分だが、今回は珍しく吹き替えで鑑賞。こういったアニメーションは画面に集中するためにも吹き替えのほうがいいかも。こういう大手のアニメは吹き替えも秀逸なので、そこまで煩わしさもない。声だけでなく画面内の新聞記事の文字まで日本語になっていたのは軽く驚いた。
また、ピクサーらしくエンドクレジットで流れるモーショングラフィックスも洒落ていて良い。音楽にもマッチしている。

難点を挙げれば、主役のレミー以下登場するネズミたちは、デフォルメされているといってもミッキーマウスほどではないので(毛がフサフサしているし、尻尾や体型、色も比較的リアル)、ネズミ=不潔な生き物、の認識がある人は、そのネズミが厨房にいたり、ましてや料理したりするシーンはちょっと見ていてツライかも。自分もつい繁華街のゴミ捨て場に徘徊するドブネズミを思い出してしまい、それを鑑賞中に忘れようと必死になることが何度かあった。アニメだからとあくまで割り切って観るべし。

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